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■Marino Marini(1901-1980)[7作品]

マリノ・マリーニ=イタリア出身の彫刻家、画家、版画家。油絵や版画を製作しているが、特に馬に乗り、腕を広げた男性をかたどった彫刻で知られている。彼はフィレンツェで絵画と彫刻を学び、エトリアル文化の影響を受けた。ミラノ近くの学校で美術を教えはじめると同時に、馬と騎手の彫刻を制作し始めるようになる。1944年、ニューヨーク近代美術にて開催されたイタリア美術に関する展覧会に参加し、国際的な評価を得る。1972年にはミラノの名誉市民ともなっている。

■Paul Cezanne(1839-1906)[6作品]

ポール・セザンヌ=ポスト印象主義・フランスの画家。南フランスの古都エクス=アン=プロヴァンスの裕福な家庭に生まれる。中学時代の旧友であるエミール・ゾラに影響され、パリにでて画家を目指す。そこでモネやルノワールたちと共に、印象派グループの一員として活動し次第に印象派の理論に違和感を覚え、グループを離れる。平面上に色彩とボリュームからなる独自の絵画様式を探求し、「見る」ことを捉え直すことで新しい造形世界を創出する。彼の作品は晩年になって評価され、彼の死後にはますます影響力が高まった。彼はキュビスムをはじめとする20世紀の美術に、多大な影響を与えたことから「近代絵画の父」といわれている。

■Paul Gauguin(1848-1903)[3作品]

ポール・ゴーギャン=フランスのポスト印象派の画家。 趣味で絵を描いていたが、35歳頃から本格的に 画家としての活動を始める。印象派の影響を強く受けていたが限界を感じ、新しい描き方を探し始める。後に、後期印象派と呼ばれるスタイルを確立していく。ゴーギャンの絵画は、原始的で神秘的な色で表現している。2度タヒチに渡航しており、その影響もあって、赤を多く使った明るい色をメインに、平たんに色を塗られた作品が多く描かれている。

■Pablo Ruiz Picasso(1881-1973)[1作品]

パブロ・ピカソ=スペインのマラガに生まれ、フランスで制作活動をした画家。素描家、彫刻家。ジョルジュ・ブラックとともに、キュビスムの創始者として知られる。生涯におよそ1万3500点の油絵と素描、10万点の版画、3万4000点の挿絵、300点の彫刻と陶器を制作し、最も多作な美術家であると『ギネスブック』に記されている。「ゲルニカ」などの政治的アイテム、数々の美人妻たちに青の時代、キュビズム、、、その作品は世界中の多くの美術館に所蔵されている。

■Rachel Ruysch(1664-1750)[1作品]

ラッヘル・ライス=花を描いた静物画専門のオランダ黄金時代に活躍した女性画家。父(フレデリクス・ルイシ)が著名な解剖学者・植物学者であり、珍しい品物をコレクションしていた。作品の手伝いをしていく中で、自然と精密な記録をする術を学んだとされる。1701年、ラッヘルは デン・ハーグの画家組合に加入する。数年後にはデュッセルドルフに招かれ、プファルツ選帝侯ヨハン・ヴィルヘルムの元で宮廷画家として仕える。1708年から1716年までその地で活動し作品は100程が知られている。。